千葉県市川市の融資に強い税理士がコッソリ教える

創業融資を確実に受けるための創業計画書
(創業の動機)

創業の動機とは?

1 創業の動機(創業されるのは、どのような目的、動機からですか。)

日本政策金融公庫の創業計画書で一番最初に出てくるのが、「創業の動機」です。
タイトルにも、「創業されるのは、どのような目的、動機からですか」にあるように、想いを記載する場所です。

「最初部分なので力を入れて書こう!」、「何を書いていいか分からない」と思う方がいますが、ポイントをまとめて記載しましょう。

概略

日本政策金融公庫や銀行が、動機で知りたいのは、創業のキッカケです。

前の会社に不満があったから、社長とケンカしたから、リストラにあった、などが発端になったのかもしれませんが、それでは融資を受けられません。

前職で感じた問題意識などをまとめましょう。

  • 画一的なサービスの提供で顧客から支持を得られなかった
  • 顧客のためと思ったことが、会社の方針と違って出来なかった
  • 顧客と接点を持っていると、●●の要望や依頼が多かった
  • ●年経験したら、起業しようと思っていて、その時期がきた
  • ●●を経験して、○○を身に付けたので、起業しようと思った  など

よくあるキーワードで、「困っている人を助けようと思った」があります。
困っている人がいるということは、顧客が広がる気がします。

社会貢献としては志が高いですが、それだけでは銀行は貸してくれません。

事業で行う以上、売上を上げて、利益を確保しなければなりません。事業構造・仕組みをしっかり構築し、困っている人を助けて、収益を上げる方法を考えなければなりません。

記載のポイント

  • 1
    創業の動機は最後に記載!

日本政策金融公庫の創業計画書では、4行の記載欄があります。
一番先に見るところですので、創業計画書を全て記載してから、そのまとめを書くのが記載しやすいです。他の部分を記載することで、自分の頭の中が整理できて記載できます。

最初に記載したとしても、最後に見直しましょう。意外に、前後関係がおかしいなどの整合性がつかない箇所が出てくると思います。

  • 2
    前職とのつながり

公庫や銀行は、創業者と会うのは初めてですし、事業が成功するかは分からないです。分かるのは過去のことだけです。創業事業が前職で関係していると成功する可能性が高いと判断しますので、つながりを明確に整理し記載しましょう!

  • 3
    数字を記載

銀行員は数字のプロフェッショナルですので、数字で説明するのが一番理解してもらえます。
「創業の動機」に一つも数字が入っていないと、客観性や納得性が低いと考えられます。

起業する人によって、どの数字を記載するかは違いますが、何らかアピールできるものを記載しましょう。

「創業の動機」がしっかり記載されていても、融資を受けることは難しいと思います。

ただ、他の部分で今一つ、融資するかどうしようと銀行や公庫が考えた時に、「創業の動機」の内容が後押しになるのは確実です。

熱い想いを記載するのではなく、金融機関が喜ぶ記載方法・記載内容で書くのが融資を確実に受けるためのポイントです。

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※ 本内容は掲載時の法令等に基づき記載しています。法令改正等で変更になっていることもありますので、最寄りの税務署又は税理士に確認して下さい。本内容に関する責任は一切負いかねます。

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