起業するときには、一番先にやるべきことは自分を知ることです。
実は皆さん、自分のことを良く分かっていません。
自分を整理することのメリットを整理しました。
会社経営には、経営資源と言われている「ヒト・モノ・カネ」と「情報」が必要です。
ただ、ベンチャー企業にとって、これら全てが潤沢にある企業はないと言っても過言ではありません。
どの企業も不足している経営資源を色々な人の力を借りて、会社を大きくしていきます。
急成長しているベンチャー企業は自分の会社で足りないものを客観的かつ具体的に把握しています。
例えば、3年後の売上目標を1億円と立てたとします。
一人の売上目標が1,500万円だとすると、7人が必要ですね。また管理の人やサポートスタッフも必要になるので、10名規模にしなければなりません。
10名規模であれば、自分の知人・友人、その周りの人たちに声をかければ、集まるかもしれません。
一方で、その目標が3億円だとすると、3倍の30人が必要になると採用計画や人事評価なども作らなければ人を集まりません。
そのように考えると、いつまでに何がしなければならないかが分かってきます。
経営資源別に整理すると以下のようになります!
ヒトでは、人脈がポイントになります。
お客様、仕入先、外注先、従業員などの切り口で強み・弱みを分けてみてください。
また、従業員の採用計画を立てるのが重要です!
モノでは、商品や材料が差別化されているのか、認知度があるのか、生産能力はあるのか、特定の販売先や仕入先に依存していないかがポイントになります。
また、立地が重要な事業の場合には、想定どおりの物件を確保てきているのかをチェックします。
カネは、自己資金と日本政策金融公庫をはじめとした創業融資、出資金や補助金の切り口で整理します。自己資金が少ない場合には、事業規模を小さくするなどが必要になります。
情報は、情報力や発信力、ITスキルなどで区分します。今の世の中で、情報知識や経験が少ないと商売上、圧倒的に不利です。自分で身につけるか、外部の力を借りましょう。
これらを紙に書いて整理をしましょう。頭の中で整理したつもりでも、過不足がでてきます。
紙に残すことで、客観的に見直すことができます。また、自分だけではなく、他の人の意見をもらうとにも、説明がしやすいです。
面倒だと思いますが、一度やってみると頭がスッキリします。
不足している部分を外部の力を借りる必要がありますので、一度整理してみましょう。
間違っても、弱みがあるので大変だ、と考えるので、弱みを理解したうえで、克服するための戦略・戦術を検討することが重要です。