税務調査当日までの準備

税務調査の概要

通常の税務調査の場合には、調査の2-3週間前に会社又は顧問税理士に税務調査が入る旨の連絡があります。その後に、会社・税理士・税務署と日程調整を行います。

そのため、突然税務署が会社に来ることはありません(ドラマとは違います)。

特殊な場合を除き、特別に緊張をする必要はありません。税務署の調査官には、正直に対応して、感情的や敵対的になる必要はありません。

大半の税務調査が、過去3期分のチェックを行います。悪質な場合や無申告の場合にはそれ以前さかのぼることもあります。
 

準備が必要な書類

(会社概要説明用):直近

  • 会社案内、パンフレット
  • 組織図
  • 社員名簿等

(経理関係):過去3期分

  • 総勘定元帳
  • 固定資産台帳
  • 受取証拠書類(納品書・請求書・領収書等)
  • 自社証拠証類(納品書控・請求書控・領収書控等)
  • 稟議書・決裁文書等(議事録等)
  • 契約書
  • 就業規則(給与規定)・経理規定・慶弔規定・福利厚生規定等

(総務・給与関係):3期分

  • 源泉徴収簿(給与台帳)
  • 扶養控除申告書
  • 出勤簿・タイムカード
  • 雇入関係書類
  • 退職給与受給申告書等

(議事録関係):3期分

  • 定款、謄本
  • 株主総会議事録、取締役会議事録
  • 稟議書

準備が必要なこと

  • 机・書棚・金庫内の整理、不要品の処分(調査官がチェックすることがあります)
  • 各書類に貼られたメモ・付箋紙の確認・処分(必要のないものは捨てましょう)
  • 当日までの現金出納帳と手許現金の確認
  • 年度末に購入した備品が使用されているかの確認
  • パンフレットやチラシ等の開封状況の確認

最近はパソコン内のファイル・電子メール等を閲覧されるケースもあります。
不要なファイル・メールなどは削除しておいた方が無難です。

wordやexcelの作成日時や更新日を確認することができます。
後日付は、後付けで作成したように見られる場合もありますので、注意が必要です。

※ 本内容は掲載時の法令等に基づき記載しています。法令改正等で変更になっていることもありますので、最寄りの税務署又は税理士に確認して下さい。本内容に関する責任は一切負いかねます。

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